レーシックも手術なので絶対に成功するとは限らないブログ:11 2 21
私がまだ小さかった頃、
誕生日に父が柴犬の子犬を買ってくれました。
フワフワのその子犬を私はとても可愛がっていましたが、
ある日、リードを噛み切っていなくなってしまいました。
私は連日「帰ってきて」と祈りながら、
子犬の寝ていたダンボールの箱を見ていました。
しばらくして父が
「もう帰ってこないだろう。片付けるぞ」と言いました。
私はもう少し待ってくれるように頼みました。
そして子犬がいなくなって一ヶ月ほどたったある日、
私が幼稚園から帰ると、ダンボールの中に子犬がいました。
片目の周りに赤いマジックでいたずら書きをされ、
足に怪我をして帰ってきたのです。
私は泣きました。
うれしかったことと、
いったい誰がこんな酷いことをしたのかと思う悔しさとで、
少し大きくなった子犬を抱きしめて泣きました。
それから少しして、
子犬はだんだんご飯を食べなくなりました。
父は「変だ」と言い、医者に連れて行き見てもらいましたが、
医者に「もう助からないよ」と言われました。
私は泣きながら子犬を抱きかかえ、家に帰ってきました。
次の日の9時、子犬は動かなくなっていました。
私は冷たくなった子犬を抱いて泣きつづけました。
父はダンボールに子犬の好きだった物を入れ、
その中に子犬を寝かし、蓋をしました。
その日は幼稚園を休み、
父と二人でダンボールを持って海に行きました。
茅ヶ崎の海は、鎌倉の海と違って波が荒々しくて、
私はあまり好きではありません。
でも父は「ここでないと子犬は帰れないよ」と言い、
海に子犬の寝ているダンボールを流しました。
私と父は、
子犬が波にゆられていくのをずっと見ていました。
アレキサンダーアンドサン
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